格安SIMのあれこれ【機種変更編】
「格安スマホにしてみたいけど、端末ってどうすればいいの??」
という疑問、あると思います。
Docomoやau、SoftBankのようなキャリアで契約している時は
それぞれのショップや家電量販店、携帯電話の販売店などで見本を見るなり
店員さんに聞くなりして選んでいたかと思いますが
格安スマホの場合は
自分で調べて自分で決める!
が基本となります。
基本ということは例外もあり!
今回の記事は、格安スマホの機種変更の仕組みについて簡単に解説してみます。
今の機種はそのまま使えるの?
キャリアから格安スマホに乗り換える時
「今使っている端末はそのままお使いいただけます!」
という謳い文句、一度は目にしたことがありませんか?
ドコモからauやSBといった他キャリアへ乗り換えをする時、
通常であれば携帯電話本体も同時に新しく買いますよね?
ところがこれが格安スマホへの乗り換えの時は
ドコモの回線を利用したMVNO(格安SIMの会社)であれば
ドコモの端末をそのまま使うことが出来ます。
auの回線を利用したMVNOであればauの端末、SBならSB、といった具合です。
同じ機種を使うメリット
最大のメリットは「端末代を0円で抑えられる」という点です。
乗り換える際に新たに端末を契約すると
一括4万円、もしくは分割で月々2,000円×24ヶ月
といった形でそこそこ大きな出費になります(金額は端末によって違います)
端末代が0円で済むとどうなるか?
例えばNifMoの通話SIM3GBの場合、月々の料金は
プランの料金1,600円(税抜き)+通話料(使った分だけ)
これだけです。
本体代を支払わなくて良い分めっちゃ安いです。
あとは使い慣れた端末であれば操作に不安は無いでしょうし、格安スマホというサービスに対してとっつきやすくなるかもしれませんね。
同じ機種を使うデメリット
安く運用できる反面、デメリットもあります。
●安く変えられる機会を逃す・・・かも。
どういう事かというと、多くのMVNO業者は、格安SIMの契約と同時に端末もセットで申し込むと、定価で買うより安い事が多いんです。
例えば楽天モバイルにてシャープのSH-M04を購入する場合。
新規でSIMを申し込む時に端末をセットで購入すると
一括の値段が約2万円になります。(29年5月28日現在)
しかしこれが買い増し(後から追加購入)の場合
値段が跳ねて約3万円になってしまいます。
その差は約1万円!
いくら使い慣れているからと言っても、最新機種と比べれば
数年使った端末はスペックの差や故障のリスクを抱えることになります。
それならばお安く買えるこのタイミングで思い切って新調するのも
ありかもしれません!
※特に楽天モバイルは他のMVNOと比べて新規契約時の端末代が極端に安いです。本当に安い。
他のMVNOでは端末代は据え置きの代わりに、端末を同時購入するとキャッシュバックがいくらか貰えるキャンペーンがあったりもします。
格安SIMに乗り換えを検討している方は、一度検討中のMVNOが開催しているキャンペーンをこまめにチェックすると良いと思います。
●故障した時どうしよう・・・?
古い機種を使い続けて一番怖いのがコレです。
あれ?最近動作が重いかな?とか、音がでなくなっちゃった?とかであればまだ良いですが、突然電源が落ちてうんともすんともいわなくなっちゃった・・・なんて状態になってしまった場合、どうしますか?
キャリアによっては解約後も端末自体の保証期間内であればショップで対応してくれる場合もあるようですが、基本は自己責任ということになります。
いくら節約のためや使いやすい機種だからといっても、2年以上使い続けた端末を保証のない状態で使い続けるのはリスクがあると私は思います。
ただし、MVNO側も旧機種を使い続けたいという方向けに、MVNO独自の保証を用意している会社もあるようです(厳密には外注みたいですが)
たとえば@Niftyが提供するNifMoの
「NifMoあんしん保証forSIMフリー」
こちらはNifMo契約時、自分であらかじめ用意しておいた端末に対しての保証を380円/月で受けられるサービスとなっています。
壊れた時は修理代金を40,000円までカバーしてくれるというのだからなかなかの太っ腹。
もちろん全ての機種が対応という訳ではなく、操作を受け付けなくなった、やたらと発熱するなどの自然故障については「発売日から3年以内(購入日ではないので注意)」という制約があります。古い機種をひっきりなしに修理対象にしていたらキリがないですもんね。
サイト内にて対象機種の検索が出来るので、乗り換える前に手持ちの機種はいつ発売なのかを調べておくと安心です。
結局どっちが良いの?
基本は乗り換えのタイミングで端末も一緒に買い換えをすることをおすすめします。
新規の価格で買えるのは乗り換えのタイミング時だけですし、買ってみてどうしても使いにくかったら電話帳等のデータを移しておいて、壊れるまでは前の機種を使うようにすれば良いですしね。
どうしても古い機種をという事であれば、NifMoや楽天モバイル等、自分で用意した端末にも保証をかけられるプランがあるMVNOを選ぶようにしましょう。
無保証は怖いですよほんと...